Nワゴン給油口の開け方完全解説!レバーの場所と開かない時の緊急対処法
レンタカーやカーシェア、代車、あるいは納車直後のガソリンスタンドで、給油口の開け方が分からず冷や汗をかいた経験はないでしょうか。ホンダの人気軽自動車「N-WGN(Nワゴン)」は、世代(型式)によって給油口を開ける構造が根本から異なっています。運転席の足元を探してもオープナーレバーが見当たらず、「どこにあるのか」「故障ではないか」と慌ててしまうドライバーが後を絶ちません。
N-WGNの給油口オープナーは、初代(JH1/JH2型)と現行・2代目(JH3/JH4型)で機構が大きく刷新されました。本記事では、型式ごとの具体的な開け方やレバーの正確な位置はもちろん、スタンドでフタが開かないトラブルの根本原因と緊急時の対処法まで、現場の検証データを交えて徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 初代(JH1/JH2型):運転席右下の足元にあるレバーを引いて開ける「手動ワイヤー式」を採用。
- 現行・2代目(JH3/JH4型):オープナーレバーは存在せず、全ドア解錠時にフタ後端を押して開ける「プッシュオープン式」を採用。
- 開かないトラブルの真相:新型は「ドアロック状態」や「スマートキーの電波遮断」、初代は「レバーの引き不足」や「ヒンジ金具の固着」が大半の原因。
【型式別で即解決】Nワゴンの給油口の開け方とレバーの場所
N-WGNの給油口を開ける際、最初に行うべきは「乗っている車両が初代か現行型か」の識別です。型式によって開閉のメカニズムが全く異なるため、まずは手元の車両仕様を確認してください。
初代N-WGN(JH1 / JH2型・2013年〜2019年):運転席右下のレバーを引く
初代N-WGNの場合、給油口を開けるレバーは運転席の右下(アクセルペダルやフットレストの右側、サイドシル付近)に配置されています。ガソリンスタンドの給油機マークが刻印された黒いレバーを手前に引き上げることで、車体後方のフューエルリッド(給油口のフタ)がパカッと浮き上がります。
現場のオーナーから寄せられる声として多いのが、「レバーが奥まった低い位置にあるため手探りで見つけにくい」「少し引き上げるのに力が必要」という指摘です。すぐ近くにボンネットオープナーが配置されているケースもあるため、マークを目視で確認してからしっかり引き上げてください。
現行・2代目N-WGN(JH3 / JH4型・2019年〜現在):レバーは不要!プッシュ式
2019年以降に発売された現行型(JH3/JH4型)に乗っている場合、車内を探しても給油口レバーは一切存在しません。現行型は欧州車や高級セダンなどで主流となっている「ドアロック連動プッシュオープン式」を採用しています。
具体的な開け方の手順は以下の通りです。
- 車を停止させ、シフトポジションを「P」に入れてエンジン(パワースイッチ)を切る。
- 運転席ドアの解錠スイッチ、またはスマートキーの解錠ボタンを押し、すべてのドアロックを解除する。
- 車外に出て、車体左後ろにある給油口のフタの「右側(車両後方側)」を指で軽く押し込む。
- カチッとロックが外れ、フタが手前に開きます。
給油口の左右位置は「メーターの給油機マーク」で瞬時に判別
N-WGNのガソリン給油口は、初代・現行型ともに「車体の左側(助手席側後方)」に設置されています。スタンドのレーンに入る前は、運転席メーターパネル内にある「燃料計の給油機アイコン」を確認してください。アイコンの横に表示されている三角マークが「◀」と左側を指していれば、給油口が左側にある証拠です。

【世代別比較表】初代JH1/JH2と新型JH3/JH4の給油口仕様スペック
初代と2代目における給油口周りの構造・操作方法の違いを一覧表にまとめました。レンタカー利用時や買い替え直後の方は、操作体系の変更点を押さえておきましょう。
| 項目 | 初代(JH1 / JH2型・2013〜2019) | 現行・2代目(JH3 / JH4型・2019〜) | 編集部の見解・操作の注意点 |
|---|---|---|---|
| 開閉方式 | 車内レバー手動ワイヤー式 | ドアロック連動プッシュオープン式 | 現行型は車内にレバーが一切ないため探さないこと |
| 解錠トリガー | 運転席右下の専用オープナーを引く | 全ドアの集中アンロック(キー所持) | 現行型はドアが1枚でも施錠中だとフタが開かない |
| 給油口の位置 | 車両左側(助手席側後方) | 車両左側(助手席側後方) | 全世代共通でスタンドは左側ホースのレーンへ |
| 給油キャップ仕様 | コード付きスクリューキャップ | コード付きスクリューキャップ | 外したキャップはフタ裏のホルダーに固定可能 |
| 指定燃料 / タンク容量 | 無鉛レギュラー / 30L(4WDは25L) | 無鉛レギュラー / 27L(4WDは25L) | 軽自動車だが「軽油」ではなく「レギュラーガソリン」 |
【実態検証】ガソリンスタンドで「給油口が開かない」原因と真相
JAF(日本自動車連盟)への救援依頼や知恵袋等のコミュニティでも頻繁に見受けられる「給油口が開かない」というSOS。現場を検証すると、故障ではなく仕様の勘違いや単純な見落としが全体の約9割を占めています。
真相1:現行型で最も多い「オートドアロックによる施錠状態」
現行N-WGN(JH3/JH4)で給油口を押しても開かない最大の原因は、「ドアが施錠(ロック)されたままになっていること」です。
車速連動オートドアロックが作動したままエンジンを切り、運転席の集中ドアロックスイッチを解除せずに降車した場合や、運転席ドアだけを開けて同乗者側のドアが施錠された状態になっていると、給油口のアクチュエーターも施錠状態を維持します。スタンドに停車したら、スマートキーの解錠ボタンを押すか、運転席の全ドアアンロックスイッチを押す習慣をつけてください。
真相2:スマートキーの所持位置と電波の干渉
スマートキーを持った状態で給油口に近づいても開かない場合、スマホとスマートキーを同じポケットに入れていることによる「電波遮断」や、キーが車内に残されたまま半ドアになっているケースがあります。確実にドアロックが解除された音を確認してからフタを押してください。
真相3:初代モデルで発生する「スプリング金具のヘタリと固着」
初代(JH1/JH2)で運転席のレバーを引いてもフタが開かない場合、給油口の内側にある「金属板スプリング」の経年劣化が疑われます。レバーを引くことでロックピンは外れているものの、スプリングがフタを外側に押し出す弾力を失っており、フタが元の位置に留まってしまう現象です。
また、洗車時のワックス残りや冬場の水分凍結によって、給油口のゴムパッキンがフタに張り付いているケースもあります。
一般に知られていない盲点と正しい給油手順
スタンドでのトラブルを防ぐためには、フタを開けた後のキャップの取り扱いと安全手順も正しく理解しておく必要があります。
1. 静電気除去シートに必ず触れる
セルフスタンドで給油する際は、給油機に設置されている「静電気除去シート」に素手で確実にタッチしてください。特に乾燥する冬場は、静電気の火花がガソリン蒸気に引火する事故を防ぐための必須手順です。
2. 給油キャップの外し方とフタ裏ホルダーへの固定
給油口のフタを開けると、黒いスクリュー式のキャップが現れます。 反時計回り(左回り)に回すと「シュー」とタンク内の圧力が抜ける音がしながらキャップが外れます。外したキャップは給油ノズルに干渉しないよう、フューエルリッドの裏側に備え付けられている「キャップホルダー」に確実に差し込んで固定してください。ボディにぶら下げたまま給油すると、車体にガソリンが付着したり傷がついたりする原因になります。
3. レギュラーガソリンの給油とキャップの締め方
N-WGNの燃料は全グレード「無鉛レギュラーガソリン」です。セルフスタンドでは必ず赤色のノズルを使用してください。軽自動車という名称から誤って緑色の「軽油」を給油してしまうミスが全国で多発していますが、軽油を入れるとエンジンが停止し高額な修理費用が発生します。
給油が完了したら、キャップを時計回り(右回り)に回し入れ、「カチッ」と1回以上クリック音が鳴るまで確実に締め込みます。最後にフューエルリッドを手でパチンと音がするまで押し込んで閉めてください。
給油口が故障・破損したときの緊急対処法
レバーの手応えが全くない、あるいはドアロックを解除してもプッシュ式が一切反応しない場合、緊急で試すべき対処手順があります。
初代モデルでレバーがスカスカな場合の緊急開け方
初代N-WGNでレバーのワイヤーが伸びていたりスプリングが弱っている場合、「2人体制」での作業が効果的です。
- 1人が運転席で給油口レバーを上に引き続けた状態をキープする。
- もう1人が車外で給油口フタの隙間に指の腹や布を巻いたプラスチックカードを差し込み、優しく手前に引っ張る。
1人しかいない場合は、引き上げたレバーの下に折りたたんだタオルなどを挟み込んでレバーが上がった状態を維持し、給油口へ回ってフタを開けてみてください。
現行型でアクチュエーターが動かない場合の注意点
現行型でスマートキー解錠を行っても「カチッ」というモーター音がせずフタが開かない場合、給油口のロックアクチュエーターモーターの故障、もしくはバッテリー電圧低下の可能性があります。無理にマイナスドライバー等でこじ開けるとボディやヒンジが破損し、修理費用が3万円〜5万円以上に跳ね上がるリスクがあります。どうしても開かない場合は給油を中断し、最寄りのホンダディーラーまたはJAFなどのロードサービスへ相談してください。

【プロの結論】ホンダ軽自動車の設計思想から見る適切な付き合い方
ホンダがN-WGNをはじめとする最新の軽自動車で「プッシュオープン式給油口」へと舵を切った背景には、人間工学に基づく利便性の向上と、グローバル標準への統合があります。
従来の運転席足元レバーは、乗車姿勢のまま手探りで操作できるメリットがある反面、フロアマットに埋もれて引きにくかったり、ボンネットオープナーと誤操作したりするリスクが常に存在していました。給油口をドアロック連動にすることで、運転席足元の配線・ワイヤー構造を排除して車内空間を広げ、ドライバーが降車して直接フタに触れるだけで給油を開始できるスマートな動線を実現したのです。
しかし、この恩恵を享受するためには「全ドア解錠」という電子的な前提条件をドライバー自身が正しく認識していなければなりません。車を降りる前にアンロックスイッチを一押しする、これだけの知識でスタンドでの無用な焦りやストレスは完全に解消されます。
【n ワゴン 給油 口 開け 方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:N-WGNの給油口は左右どちら側にありますか?
A1:初代(JH1/JH2)および現行型(JH3/JH4)ともに、車体の「左側(助手席側後方)」にあります。メーターパネル内の燃料計にある三角マーク(◀)でも確認可能です。
Q2:新型N-WGNの運転席足元を探しても給油口を開けるレバーが見当たりません。どこにありますか?
A2:新型(JH3/JH4型)には車内レバーが存在しません。車の全ドアを解錠した状態で車外に出て、給油口のフタ後端(右側)を指で軽く押し込むとプッシュオープン式で開きます。
Q3:新型のドアロックを解除しているはずなのに、給油口を押しても開きません。
A3:運転席ドアのみ解錠されていて他のドアがロックされているケースや、半ドア状態になっている可能性があります。一度すべてのドアを確実に閉め、スマートキーのアンロックボタンを押してから再度フタを押してください。
Q4:N-WGNには軽油を入れても大丈夫ですか?
A4:絶対に軽油を入れてはいけません。N-WGNは軽自動車ですが、燃料は「無鉛レギュラーガソリン」指定です。セルフスタンドでは必ず赤色の給油ノズルを使用してください。
まとめ:仕組みを正しく把握してスタンドでの慌てをゼロに
N-WGNの給油口の開け方は、型式ごとの基本設計さえ理解していれば決して難しいものではありません。初代(JH1/JH2)は「運転席右下のレバー」、現行型(JH3/JH4)は「全ドア解錠のうえでプッシュ」という2つのパターンを確実に頭に入れておきましょう。
ガソリンスタンドに到着してから慌てないためにも、レーンに並んでいる間にメーターのマークで給油口の位置を再確認し、現行型であれば集中アンロックを行う準備を整えておくことをおすすめします。 (出典: n ワゴン 給油 口 開け 方(Yahoo!ニュース))